【動画アリ】君はあのコンピレーションシリーズ「NOW」を知っているか!?
役立つコンテンツもさることながら、たまには謎の記事を残していくのもありかなと思っているソラです。
というわけで、今回の記事はなかなかパーソナルな内容となっています。ご了承ください。
事の発端:時代は洋楽なのだ
僕が、初めて海外に行ったのは97年、中学1年のことでした。
後にも先にも1回きりの家族揃っての海外旅行で、「海外なんて絶対嫌だ!」と反対する僕をよそに、我が家御一行さまが1週間の弾丸プランで向かった先はカナダのバンクーバー。
嫌がっていたにも関わらず、いざ海外に行ってみるとそれはそれはカルチャーショックな体験でした。
(詳しくは、過去記事「夢を夢で終わらせなかった話。僕にとってのバンクーバー」に書いています。)
時代は90年代も後半にさしかかったオリコン全盛期、TVでは「速報!歌の大辞テン」なんかが放送されていて、世はビジュアル系のバンドが人気をはくしていた頃でした。
海外から帰ってくるなり、すっかりカブれた僕は「時代は洋楽でしょ」と、邦楽には目もくれませんでした。
そして、少ないお小遣いを握りしめ、当時近所のTSUTAYAに売っていた「NOW」というコンピレーションアルバム(日本版)を購入したのでした。
1980年代に、イギリスにて「NOWシリーズ」が発売され始めた。このシリーズは、まさに『今ヒットしている曲』をレーベルを超えて集めたアルバムコンセプトで、従来のコンピレーションにはないものが市場受けし爆発的にヒットした。
この当時のコンピレーション・アルバムの主な目的として「レコード会社における、自社の保有する音源の有効活用」があったため、この頃はレコード会社をまたいだコンピレーション・アルバムはまだほとんど存在しなかった。
引用元:Wikipedia
というわけで「NOW」は、とにかく洋楽を聴くことが重要だった僕にはピッタリの代物でした。
中でも僕が実際に買ったシリーズ9枚目の「NOW9」のジャケットは、摩天楼にアルバムタイトルが物理的に乗っかっているという、今見るとフォトショ加工万歳なものでしたが、当時の僕は事あるごとにその「NOW」を引っ張り出しては聴きながら「いつかこういう摩天楼の見えるどっか外国のまち(たぶんバンクーバー)に住みたいなー」と夢を膨らませていたわけです。
NOW9 東芝EMI
いつのまにか大人になって…
時は流れて大人になった僕は、実際にバンクーバーに住むことになりました。気がつけば、いつのまにかCDそのものをもはやあまり聞かなくなっていました。
それでも先日、その若かりし頃夢を抱きながらよく聴いてた「NOW9」を、夢を叶えた地、ここバンクーバーで大人聴き(?)しようと引っ張り出してきたところ、なんと、
ジャケットはあるものの肝心のディスクが無い(ケースが空っぽ)。おそらく今頃どっかの別のCDのケースに入っているんでしょう。そしてそこに入ってたCDは、また別のCDのケースに入っているんでしょう。CD世代のあるあるですね。
ていうか日本に置いてきた可能性が高い。
そして探せばなんでも見つかる時代へ
「あーもう聴けないんだー…」と、一瞬ガッカリしたものの、いや待てよ、と。今は90年代じゃ無いわけで、ガンバって探せば聴きたいコンテンツは何とかみつかるんじゃないかと、実際にガンバって探してみました。
個人的には思い入れのある曲たちも、おそらく多くの人にとっては、もはや「NOW」でもなければ何でも無いかと思いますが、特にアルバム後半の落ち着いた曲たちはぜひ紹介しておこうかなと思ったので、この記事を公開するに至った次第です。
というわけで前置きがひたすら長くなりましたが、「NOW9」に収録されていた曲を、なんとか捜し集め、無責任なコメントと共にまとめた結果が以下になります。
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そんなこんなで「NOW9」に収録されていた曲まとめ
※コンテンツは予期せず削除されているなどして視聴できない場合があります。
※見つからなかった曲もあります。
1曲め:Billie / Because We Want To
確かにこのイントロから始まりましたね。でも当時、というか今でもこれが誰なのか知りません。たぶん有名な人なんだろうけど、当時もそんなノリで「時代は洋楽でしょ」とか言ってました。
2曲め:Nadirah / I KNOW HOW 2 LOVE U
さっそく見つかりませんでした。コンピレーションの2曲目を飾るアーティストでもPVとか出してないと、動画でのアーカイブはキツイのかなー。
CDジャケットの帯には「大ブレイク中のNadirahをバッチリ収録」と書いてあるけど、1発屋だったのかなー。知らないもんなー。
3曲め:Millenium / Robbie Williams
前半はアッパーな感じの曲が続きますね。洋楽っぽさ全開の洋楽。
4曲め:I just wanna be loved / Culture Club
邦題が「愛をください」とダサくて素敵。カ〜マカマカマカマカマ…♪の人たちですね。
5曲め:SMiLE.dk / Butterfly
この曲はさすがに当時ラジオでさんざん流れていたので、アーティストも曲も知っていました。のちに大流行するアーケイドゲーム「ダンスダンスレボリューション」ことダンレボに収録されている代表的な曲として覚えている方も多いのでは。
PVのCGがモロ90年代ですね。
6曲め:Bus Stop feat. Carl Douglas / Kung Fu Fighting
この曲も当時よく流れていた気がしますね。ユーロビートとかを中心に収めた同類のコンピレーション「Dance Mania」シリーズによく収録されてたと思う。
何となくアジア人としてはどう受け止めていいのか複雑な感じの曲。
7曲め:Janet Jackson / I Get Lonely
言わずと知れたマイケル・ジャクソンの妹さんです。でも中学時代の当時は妹さんとは知らずに、単になんかメロウな洋楽として聴いてたなー。
8曲め:Spice Girls / Viva Forever
アーティストの知名度は高いんじゃないですかね。全然どんな人たちか知らないすけど。
9曲め:Julia Fordham / Happy Ever After (Rain Forest Mix ’98)
よくわかんないですが、サビで明らかに「ボンバイェ〜」って言ってるので、それだけ耳にすごく残っています。
10曲め:George Baker / Little Green Bag
バンド自体は1978年に解散しちゃってますが、代表曲が名曲すぎて一人歩きしてる感じですかね。確かキムタクが出てたサントリーのウィスキーのCMで流れてた気がするなー。その他にもトヨタのCMで使われていたりしいたらしいので、聞き覚えのある方も多いはず。たぶん。
11曲め:Brock Landars / S.M.D.U.
曲の最初になんかボソボソっというんですよね。で、聴き取りにくいからって音量上げたままでいると、その後曲が盛り上がって慌ててボリュームを下げるっていう曲です。
12曲め:Lenny Kravitz / Live
誰なんだろ、有名な人なんでしょうね。とかいうと、ファンの人に怒られちゃうのかな。でも知らないもんなー。洋楽なら何でもよかったもんなー。
この曲聴くと「あーもうCDも終盤だなー」と思う。
13曲め:Mica Paris / Stay
アルバム終盤は女性ボーカルによる落ち着いた感じの曲が続きます。(1つめ)
14曲め:Mica Paris / Stay
アルバム終盤は女性ボーカルによる落ち着いた感じの曲が続きます。(2つめ)
15曲め:Mecano / Naturaleza Muerta
アルバム終盤は女性ボーカルによる落ち着いた感じの曲が続きます。(3つめ)
16曲め:ORIGA / Polyushko-Pole
明らかに英語ではない歌詞に「何語!?」と思ったのを覚えています。曲の終わり方も衝撃的でした。
TBS系テレビドラマ『青の時代』の主題歌でしたね。
17曲め:Lee Sangeun / Ogiyodiora
収録されている曲の中で一番好きかもしれません。
この曲を聴きながら、そしてジャケットの摩天楼を見ながら「いつかどっか外国のまち(たぶんバンクーバー)に住みたいなー」と思っていたんでしょう。
ちなみに「オギヨディオラ」とは韓国語で舟を漕ぐ時のかけ声だそうです。
映画『がんばっていきまっしょい』の主題歌
いかがだったでしょうか。有名で知ってるに決まってるじゃん!という曲ばかりでしたか?それとも新たなイイ曲の発見がありましたか!?
98年当時「NOW」だった曲の選りすぐりだけあって、どれも素敵ですね。
でもやっぱり結局は、ジャケ買いだったのかなー。
ちなみに、まとめてて気づいたのは値段の割に曲数が多かったのも中学1年生が手にする要因だったのかも。
NOWシリーズのようなコンピレーションは他にもたくさんあるので、留学やワーホリ、海外旅行で僕のように海外にカブれちゃって「とりあえず何でもイイから洋楽聴きたい!」という人にはオススメです。
良くも悪くも、CDに収録された曲でも、頑張れば探し出して聴けてしまう時代なんだということを半ば証明してしまったようなもんですが、興味のあるマニアックな人はぜひ揃えてみてはいかがでしょうか。
いやー、よくわかんないですけど、音楽って本当にイイもんですね。