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日本を脱出しカナダで暮らすソラのブログ

トルコ・カッパドキアのレッドツアー自力でサイクリングしてみた!!ギョレメ初日【海外移住ブログ:エンドレスハネムーン】

 

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「ここでしばらく休憩です。」
サービスエリアに停車した夜行バスのアナウンスに起こされる。
カーテンの外はもう明るい。
目覚ましにチャイでも飲もうかと、眠い目をこすりながらバスの外に出てみる。
すると、そこには一面真っ白の世界が広がっていた。

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トゥズ湖という塩湖で、トルコで2番目に大きい湖。
こんな光景を観れるとは思っていなかっただけに感動も大きい。
そこからほど近い目的地のギョレメには午前中に到着。
バス停のそばに旅行代理店があったので入ってみると、さすがはトルコ。まずはチャイのおもてなし。
旅行代理店によれば、ギョレメを中心としたカッパドギアのツアーには、比較的短いルートのレッドツアーと、広い範囲を巡るブルーツアー、気球に乗ってカッパドギアを上空から眺めるツアーなどがあるという。
翌日の早朝から始まる気球のツアーのみひとまず申し込み、ブルーツアーに申し込むかは、レッドツアーの道順を自力(レンタルバイク)で回ってみてから検討する事に。

代理店スタッフ:「では、ブルーツアーに申し込まれる場合は、今夜8時までにご連絡ください。」

この「8時」という時間が後々、我々夫婦に重くのしかかる。
旅行代理店方は、その後泊まる宿も親身になって探してくれた。
部屋が空いていたのはVillage cave hotelという洞窟ホテル。(一泊約7000円朝食込み)
岩山をくりぬいて作られた部屋はキレイで涼しく、窓の外にはカッパドギアの乾いた大地が広がる。

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お昼ご飯を済ませた後、バイクでレッドツアーのコースを回ろうとレンタルバイク屋に行く。
しかし、国際免許証をイスタンブールの宿で預けた荷物の中に置いてきてしまったことに気づく。

バイク屋:「免許証が無いとバイクは貸せない。自転車ならあるよ。」

僕:「自転車だとレッドツアーのコース回るのどれくらいかかる?」

バイク屋:「4時間かな。」

僕:「じゃぁ自転車で。」

所用時間4時間なら8時までには戻って来れるし、自転車の方がじっくり巡れるかと思ったが、この判断は甘かった。
自転車にまたがりギョレメの街を出ると、まずはひたすら下り坂。
それはつまりギョレメへの帰り道、下った高さだけ登ってこないといけない事を意味する。

しばらくするとお土産屋さんが並ぶ小さな一角があり、そこに自転車を停め土産物を眺めながら歩いていくと、ラクダとラクダ遣い(?)に遭遇。
ラクダ遣いは僕たちを強引にラクダに乗せ、デジカメを取り上げ勝手に記念撮影を始めた。

ラクダ遣い:「ハーィ!!テイクユァピクチャー!!スマーィル!!」

僕:「ねえ…おい、これ無料(タダ)なの?」

ラクダ遣い:「ハーィ!!ノープロブレーム!!スマーィル!!」

僕らを乗せたラクダを一通りグルグル歩き回らせたあと、ラクダ遣いは僕らをラクダから降ろして、一言。

ラクダ遣い:「プリーズ€40…イッツリトルマネー」

僕:「ぃや、プリーズじゃねーよw リトルでもねーしw」

合意のもとならまだしも、やり方が汚いので丁重にお断りした。
ラクダには注意が必要かもしれないが、一番の被害者はラクダかも知れない。

ギョレメ野外博物館P1040840P1040851P1040878

そんなこんなの場所からほど近い所にギョレメ野外博物館がある。(入場15TL)
ギョレメ野外博物館では、奇岩群と4世紀頃にローマ帝国の迫害を受けたキリスト教徒たちによって作られた洞窟都市や岩窟教会を観る事が出来る。

ギョレメ野外博物館のあとは、ひたすらサイクリング。
坂を4kmほど一気に下ったかと思えば3km登って、また何Kmも下る、といった感じ。
息は上がるわふくらはぎはプルプルするわで風景を眺めている余裕などほとんど無いが、奇妙な岩山からなる広大な絶景の中を、ユルギュップの街、三姉妹の岩、ラクダ岩、パシャバーと進んでいく。

三姉妹の岩ラクダ岩

パシャバー地区に着いたところで、村人にギョレメまでの時間を尋ねると「自転車で30分だな」との回答。
この時点で7時。バイクが借りれない以上ブルーツアーには申し込みたい。
ツアーの申し込みのリミット8時まで残り1時間。
「タクシー呼んで乗せてもらうか?」と聞かれたが、なんとか自力でギョレメまで帰ることを決意する。

パシャバからギョレメまでも、緩い登り坂が延々と続く。
野良仕事をしているおじいさんがいたので、カメラを向けると、

おじいさん:「おい、ちょっと藁の袋詰め手伝っとくれ!袋持って!」

僕:「あ、いゃ、僕もう行かないと。。。」

おじいさん:「よし、もうちょい詰めるから。ちゃんと袋持っとってくれよ。」

急遽、野良仕事のお手伝いをする事に。
だんだん日が暮れてくる。
おじいさんに別れを告げ、ラストスパートで坂道を駆け上がりギョレメに戻ってきたのは8時10分前。
結局6時間かかった。
ヘトヘトになりながら代理店に駆け込み、翌日のブルーツアーを申し込む。

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カッパドギアに響くコーランを聞きながら、晩ご飯を食べた後は、洞窟のホテルでぐっすりと眠りにつく。
翌日は早朝から気球のツアー。

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