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日本を脱出しカナダで暮らすソラのブログ

これって心霊体験!?ネパール2日目はナガルコットからサクーまでトレッキング

 
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ネパールの電線

この日は早朝から日の出を見るツアーに行く予定だった。

まだ暗いうちに目覚ましが鳴る。
早起きして準備を…

アレ…?

!!!!!
ガンガンガンガンガンガンガンガンガンあああたたたまままいいいたたたいいいあああたたたまままいいいたたたいいいあああたたたまままいいいたたたいいいあああたたたまままいいいたたたいいいガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン!!!!!

…ぐぅぉー、何だこれ!?今までに感じた事のないくらい激しい頭痛!
深呼吸!深呼吸すれば治るはず!!

スーーー
ハーーー

スーーー
ハーーー

……

んギャンギャンギャンギャンギャンギャンギャンギャンギャンギャンギャンギャン!!!

とりあえずトイレに駆け込む。
下痢でもないし吐き気もない。
とにかく頭が痛い!うーうー!

コンコン(扉ノック)「シロシロ(そろそろ)起きてくラさいレ〜」

宿のオーナーのネトロさんが、ツアーの出発を告げにくる。
シロシロ出発なのはわかっているが、頭が痛くてトイレから動けない。
以前、タイを旅行したときも食中毒みたいな感じになって、5日間ベッドから出られなかった事がある。
そうならないよう食事や水には気を遣っていたけれど、見事にハマったアジアの洗礼。
残念ながら日の出ツアーはキャンセル。
なんとかトイレから這い出て、頭痛薬を飲んでベッドに倒れ込み、死んだように眠る。

昼前に目が覚めると、スッカリ頭痛は消えていた。
どうやら、前日に調子こいて吹かしたシーシャが頭痛の原因だったように思える。
禁煙してから10ヶ月、体がニコチンから離れていたうえに、ネパールは標高が高い国。
シーシャならいいかと安易に考えていたが、脳が極度の酸欠状態になってしまっていたようだ。

何はともあれ回復したので、午後からはヒマラヤ山脈を見に、山あいにあるナガルコットとサクーという街をトレッキングで訪れるツアーに行くことにした。
ツアーと言ってもナガルコットまで車でつれて行くから、そこからはサクー経由で自力で帰ってきてねというモノだった。
宿のネトロさん曰く、ナガルコットからサクーまでは歩いて1時間半くらいとのこと。
ガイドブックには3時間半と書いてある。その誤差なんと2時間だけど大丈夫?
とにかくナガルコットで車を降ろされ、トレッキングスタート。

歩き始めてすぐ、見晴らしの素晴らしい所に軽食屋があったので昼食。
冬であれば雲の向こうに美しいヒマラヤ山脈が望めるるようだが、ご覧の通り。
夏は滅多にお目にかかれないようだ。

腹ごなしも済ませて、再びトレッキング。
しばらくすると雨が降ってきた。
ザーザー降ってはやんで、また降ってはやんで、といった感じ。
ナガルコットを離れると、とたんに人の姿を見かけなくなる。

1時間くらい歩いた所で、小さな集落にたどり着く。
ここはまだサクーでは無いようだ。

僕:「サクーまで、どれくらい?」

第一村人:「ん〜30分くらいかな」

ひとまず道は間違ってなさそう。
ヒマラヤの裾野に広がる広大なジャングルの合間を塗うように、砂利の山道を登って下って、雨が降ってきたらポンチョ着て、やんだら脱いでをくり返す。
雨だけど、大自然の中はいい。
途中、濃い霧のせいで視界の捉え方がおかしくなる。
言葉では形容しがたいが、景色全体が視点の中心にブワーって吸い込まれていくような感覚。
初めての経験で衝撃的だった。

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ごくたまに通行人とすれ違う。

僕:「サクーはこっち?」

通行人:「あぁ、そっちだ。」

僕:「サクーこっち?。」

通行人:「そっちだよ。」

道は合っている。しかし歩けども歩けどもサクーらしき町は出てこない。
2時間ほど歩いたところでもう一度通行人に尋ねる。

僕:「サクーまで、どれくらい?」

通行人:「ん〜30分くらいかな」

1時間前に聞いたのと同じ答えが返ってきた。なるほど。
とにかく歩くしか無い。
最終的にサクーから歩いて着たという欧米人とすれ違って、尋ねてみると。
「ここまで1時間半かかったよ。」とのこと。
もはや何が本当か分からない。

だんだん日が傾いてきた所で、小さな村にたどり着く。
その村の端からサクーまでバスが出るというので、藁をもつかむ思いで乗り込んだ。

ようやくたどり着いたサクーの町

バスに乗る事15分ぐらい、ようやくサクーに着いたが、雨足が強くなってき出したのと、日暮れ間近で暗くなってきたので、そのまま宿のあるタメルまでバスで戻る事に。(結果ナガルコットからサクーまでは3時間半かかった。)
バスの時刻表や路線図などはもちろん無い。

僕:「タメルに行きたいんだけど?」

バスの運転手:「このバスに乗って降りた所で、タメル行きに乗り換えだね。」

バスに乗って移動して、知らない町のバス停で降ろされる。
降りた先で通行人に尋ねる。

僕:「タメルに行きたいんだけど?」

通行人:「次のバスに乗って降りた所で、タメル行きに乗り換えだね。」

この連続。
3回目に乗ったバスは軽ワゴンみたいな小さな車で、雨がやまないから人が次から次に乗り込んでくる。
車内は、僕が誰かの太ももに半ケツを乗せて座って、誰かが僕の膝で体重を支えているというような状態だった。

ぎゅうぎゅう詰めの車内で念のため「タメルに行きたいんだけど、このバスで合ってる?」と尋ねると、
「タメル?!とっくに通り過たよ。」と。なるほど。
ソッコーその場で降りて、最終的にはタクシーに頼るという始末。
そして、このタクシーに、ケータイとポンチョを忘れる。

宿にはなんとか返って来れた。
夕飯を食べた後、疲れた体を癒そうとタイマッサージのお店に向かおうとすると、宿のフロントにいたネトロさんが、

ネトロさん:「タイマッサージ?今日はもう遅いからどこもやってないでシよ?明日じゃないとダメれすれ〜。」って。

なるほど。わかりメした。
今日はおとなしく寝まシ。

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